ソラマメブログ
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2008年01月11日

第3話


コンコン。
『おぼっちゃま、入りますよ』
次の日、ばあやが朝食を運んでくれた。
『おぼっちゃま、どうしたんですか?昨夜からお部屋にこもりきりで』
「うん」
ボクは横になったまま、気のない返事をした。
『さ、おぼっちゃま。ばあや特性の朝食ご用意しましたよ』
「うん。ありがとう、ばあや」
さすがにお腹も空いていた。
ボクは身体を起こして、あたたかいスープを口に運んだ。  
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Posted by Julie Arai at 19:43ミニサイズのばら

2008年01月06日

第2話


ある日、お昼寝をしていると、ばあやがやって来た。
『おぼっちゃま、もう夕方ですよ』
「うん。まだ夕食までには時間あるだろ?ばあや」
『そうですけど、おぼっちゃま。おぼっちゃまに、お客さまがお見えですよ』
「ん?お客さん?」
『お庭でお待ちです。髪を梳かしてあげますから、おきてくださいな」
「んー、面倒だな、、、」
『かわいい、お嬢様がいらっしゃってるのにw』
「え?お嬢様、、、」
『そうですよ。おぼっちゃまw』
「そうか、、、」  
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Posted by Julie Arai at 11:45ミニサイズのばら

2008年01月05日

第1話


ボクは、ヨーロッパの田舎町に生まれた。
王子でもなんでもない。
一応、貴族の末裔でお城らしき物に住んでいた。
ただ、その辺り一帯の住民から「王子」と呼ばれていただけ。
父は、それを見て嬉しそうな顔をする、ただの見栄っ張りだ。
母も含め、貴族の血筋とかいう物を鼻にかけた嫌な一族だった。
世間から、どう見られるか、それが最大の関心ごと。
ボクは、たまらなく嫌だった。
すべてが、貴族の末裔というだけで縛られて、
窒息しそうな空気の中、育てられた。
すべてが、犠牲になっていた。  
Posted by Julie Arai at 19:48ミニサイズのばら